本日の日記は全て敬称略です.

M1グランプリ2005が開催されました.
僕はそれほど笑いに詳しくはないのですが,やはり好きなので大笑いしながら生放送を見ていました.
とても楽しかったです.


出場者は,笑い飯,アジアン,南海キャンディーズチュートリアルブラックマヨネーズ品川庄司タイムマシーン3号麒麟,そして敗者復活組みの千鳥です.(ネタ見せ順)


まずは決勝戦1stステージ.
審査員7名が100点満点で評価し,合計点数で順位をつけます.
結果は以下のとおりでした.


ブラックマヨネーズ
659点(96/94/96/90/93/95/95)
麒麟
646点(97/95/95/90/91/90/88)
笑い飯
633点(95/92/91/85/90/95/85)
品川庄司
626点(89/91/95/89/87/90/85)
チュートリアル
622点(91/95/86/84/86/95/85)
千鳥
603点(93/89/86/88/89/80/82)
タイムマシーン3号
571点(88/85/82/82/83/75/76)
アジアン
564点(90/86/81/82/80/70/75)
南海キャンディーズ
552点(88/80/79/79/79/75/72)


括弧内は各審査員のつけた得点です.
順に中田カウス/ラサール石井/島田洋七/大竹まこと/渡辺正行/松本人志/島田紳助の審査点です.


ちなみに僕のつけた点数は以下のようになっています.


ブラックマヨネーズ
98点
麒麟
95点
タイムマシーン3号
88点
千鳥
83点
南海キャンディース
80点
笑い飯
78点
品川庄司
77点
アジアン
75点
チュートリアル
73点


うわ,全然結果と違う.
僕って笑いのセンスがないんですね.


強いて言えばブラックマヨネーズ麒麟がやはり飛びぬけて面白かったです.
南海キャンディーズ,千鳥,タイムマシーン3号は個人的に大好きなので,評価が押しなべて高めになっています.


逆に笑い飯は少し苦手で,どうしても低評価になってしまいました.
緩急をつけた笑いと言いましょうか,ボケでためて突っ込みで爆発する! というスタイルが好きなので,笑い飯のような後半に勢いがある漫才はどうしても苦手になってしまいます.
今回初めてネタを見た品川庄司チュートリアルも同様の理由で,後半の勢いをグダグダだと感じてしまいました.
これは僕個人の好みですので,審査員の方々にはこの3組も高評価を得た結果のようでした.


さて上位3組による決勝戦2ndステージ.
7名の審査員が1番面白いと思ったコンビを1組選びます.
もっとも得票数が多かったコンビが優勝です.


結果はこうでした.


ブラックマヨネーズ
4票
笑い飯
3票
麒麟
0票


これについては僕も納得の結果でした.


まず麒麟
つかみは最高に面白かったです.ホント最高!
オチにつかみのネタを絡ませるとばかり思っていたのに,完全スルーであっさりと終わりすぎたのが残念でした.
1stステージのネタではオチがバシーッ! と決まっただけに,本当に残念です.


次に笑い飯
笑い飯が苦手な僕でさえ大爆笑*1なネタでした.
被せて被せて,笑い飯が作り出す大波に僕もやっと乗ることができた気分です.*2
それとこちらは前から思っていたのですが,西田は「入り」と「抜け」が抜群に巧く,喋っていない時の表情・雰囲気がたまらなく魅力的に感じます.


そしてブラックマヨネーズ
誰なんですか貴方たちは!
浅学な僕などは貴方たちなんて知りませんでしたよ!
新しいことはやってない,オーソドックスなはずなのに信じられないような着眼点.
あれだけ完成度がの高かった1stステージのネタを巧く前振りに仕立て上げ,2ndステージのネタの完成度はもはや最高峰の芸術です.
非現実的で突飛な話の展開と冷静に切り返される現実的なボケが交互にきて笑いがどんどんと上り詰めていきます.


普段あまりテレビ(お笑い番組)を見れない僕にとっては間違いなく今年最高の笑いでした.
とてもとてもレベルの高い戦いでしたが,どうみてもブラックマヨネーズの優勝です.
本当にありがとうございました.

*1:爆笑とは多くの人が一斉に笑う様を表す日本語らしいので,1人で笑っていた僕には本来不適切な言葉です.しかし心情的にそうとしか言い表せない大笑いでした.

*2:正直,笑い飯特有の後半のダブルボケによる勢いが2ndステージではなかったからかもしれませんけど.